クラミジアはエイズへの感染リスクが高まる!エイズ検査も一緒にしましょう

2020年02月10日

女性器の内側は粘膜に覆われていますが、これは外部から侵入する細菌やウイルスから防御するという大切な役割を果たしています。正常に防御機能が働いていれば、病原体が接触しても感染を防ぐことができます。

女性が性器クラミジアに感染して発症すると、膣や子宮の入り口の部分で炎症が起こります。女性器の粘膜で炎症が起こると細菌やウイルスに対する防御機能が損なわれ、感染症にかかりやすくなってしまいます。このため女性がクラミジアになると、HIV(エイズ)や他の性感染症に感染するリスクが高くなることが知られています。クラミジアで膣炎を発症していると、HIVに感染する確率が2~5倍に上昇するといわれているほどです。

男性がコンドームを着用しないで性行為をすると、クラミジアに感染する恐れがあります。コンドームを使用しないと、HIVなどの他の性感染症にも感染している恐れが高くなります。既にクラミジアで炎症を起こしている場合には、複数の病気に感染している可能性が高いといえます。このため、クラミジアの感染を確認する場合にはエイズ検査も一緒に実施するようにしましょう。

エイズはHIVと呼ばれるウイルスに感染すると発症する病気ですが、潜伏期間が非常に長いという特徴があります。一般的にウイルスに感染してからエイズの症状が発症するまでに、数年~20年もの長い年月がかかります。感染初期に一時的に発熱などの初期症状が出る場合がありますが、風邪やインフルエンザと間違われやすいのでエイズに気づかないケースがほとんどです。感染していることに気づかないと、長い潜伏期間の間に他の人にHIVをうつしてしまう恐れがあります。治療をしないで放置し続けると、エイズが発病してから2~3年で死に至ります。

クラミジアに感染した場合でも、有効な抗菌薬を服用すれば完治させることができます。HIVに感染したらウイルスを体から排除することができず、発病しないようにするための治療薬を一生飲み続けなければならなくなってしまいます。治療を開始して1度でも薬を飲み忘れると、HIVウイルスが薬剤耐性を獲得してしまう危険性があるからです。もしもHIVに感染してしまったら、エイズで死なないようにするために毎日欠かさずに高価な治療薬を飲み続ける必要があります。

病院や保健所でエイズ検査を受けることができますし、検査キットも販売されています。クラミジアや淋病などの他の性感染症と一緒にHIVをチェックすることができる検査キットを購入すれば、簡単に調べることができます。